両肩関節不安定症の補助 / トッティちゃん – Facebook掲載の作製例
ヨークシャーテリアのトッティちゃんに装具を作製しました。
トッティちゃん(10歳♂)は、昨年に右肩関節脱臼の手術を受けましたが、肩が強く外転する(外に広がる)ようになってしまいました。
左肩関節も不安定症があるため、立って歩くことが難しくなっています。
定期的に装具外来をしている みなみ野動物病院(東京都八王子市)で装具を作りましたが、手術は別の病院で行われました。
装具の目的は、右肩関節の外転抑制と、左肩のごく軽度な固定をすることです。
右肩関節は強く外転しているため、肩甲部・上腕部・前腕部を金属製の部品を使って抑制しています。また、肩にはバネ、肘には蝶番継手を使い、関節の屈伸(前後)運動をある程度自由にして、歩きやすいように工夫しています。
左肩関節の不安定症は、右を庇うには不自由な程度の症状のため、右が装具によるコントロールを達成できれば、ごく軽度な固定でよいと考えました。そのため、サポーターの薄めの生地で全周を覆う程度に固定し、関節を軽く保持しつつ、ある程度の可動性を持たせています。
装着は・・・